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再帰的ってどんな意味?

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2016.01.14

再帰的ってどんな意味?

あけましておめでとうございます。
今年もポチポチとブログを更新していこうと思います。
どうぞ皆様宜しくお願い致します。

さて、今年も年明けから授業を行っている訳なのですが
Linuxの授業の序盤にcpコマンドなどで

『このオプションの”‐r”は【再帰的に】の意味のリカーシブ(recursive)のrですよ~』
と言う説明をします。

指定したディレクトリの中のディレクトリの中の~といった、中の中までを意味していますよね。
そうすると、時々生徒さんから

『再帰的って意味が少し判り辛いのですが…』

とお声を頂きます。
まぁ、普段の生活で『再帰的』なんて単語はあまり出てきませんからね。
中にはイメージがつき難いという方もいらっしゃるでしょう。

上記の説明をすればある程度納得していただけますが。
そもそも、この言葉の意味を調べてみると

大辞林 第三版の解説
さいきてき【再帰的】

① 自己の行為の結果が自己に戻ってくること。フィードバック。

② (数学などで)定義の中に定義されるものが含まれていること。
うん。
なんだかちょっと判り辛いですね。
この場合、②の表現で合っているのですが少し難しく表現していますね。

例えば、【ls】コマンドで説明しますと

# ls -R ディレクトリ名

と実行した場合、その指定したディレクトリの中を再帰的に表示させる動作をします。
(lsの場合大文字のRが再帰的を表すオプションになります。)

これは
「ディレクトリ内に存在するものに一つ一つに対して処理をする」
とも表す事ができますね。

更に詳細に言い表すと

指定したディレクトリ内の一つ一つに対して処理をする
その際、その一つがディレクトリだったら、その
指定したディレクトリ内の一つ一つに対して処理をする
その際、その一つがディレクトリだったら、その
指定したディレクトリ内の一つ一つに対して処理をする
その際…

となって、際限なく表記しなくてはなりません(そうせざるを得ないです)。
それだとキリが無くなってしまうので、普通は「再帰的に行う」と表現します。

以前にも標準出力に関するブログを書いた際に、
『Linuxは英語を無理やり日本語に直しているので、意味がすんなり入って来ない用語が出てくる』
と言った内容を書いた気がするのですが、こう言った所にも現れていますよね。

帰国子女の友人が
『こういうのは日本語で書かれている参考書より、英語の参考書の方が判りやすい…』
と言っていたのを思い出しました。
(英語が話せない自分にとってはとても羨ましい限りです)

 
 という事で今回はこの辺で。
今年も沢山勉強するぞーーー! 

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