インタビュー

お取引企業様の声 株式会社エーピーコミュニケーションズ様

企業インタビュー

2019.03.19

お取引企業様の声 株式会社エーピーコミュニケーションズ様

社名 エーピーコミュニケーションズ
設立 1995年11月16日
従業員数 56名(男309名、女47名) ※2017年7月現在
資本金 92,500,000万円
事業内容 ・インフラ基盤事業
・アプリ開発事業
事業所 【本社】
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2丁目9番12号 神田徳力ビル3階

【APEdge UG】
Ritter str 2a 10969, Berlin Germany

【インドネシア駐在員事務所】
Sampoerna Strategic Square, South Tower, 30th Floor
Jl. Jend. Sudirman kav. 45-46, Jakarta 12930, Indonesia

主な取引先 アイティーエム株式会社
アルテリア・ネットワークス株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
株式会社インターネットイニシアティブ
株式会社エイチ・アイ・エス
エクイニクス・ジャパン株式会社
SCSK株式会社
NECネクサソリューションズ株式会社
NECフィールディング株式会社
株式会社エヌ・ティ・エス
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
NTTコミュニケーションズ株式会社
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
NTTコム エンジニアリング株式会社
NTTコム ソリューションズ株式会社
NTTセキュリティ・ジャパン株式会社
エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ
エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社
オレンジビジネスサービスジャパン株式会社
株式会社JSOL
スカパーJSAT株式会社
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
日本電気株式会社
パロアルトネットワークス株式会社
株式会社日立システムズ
PT.NTT Indonesia
ビットアイル・エクイニクス株式会社
丸紅ITソリューションズ株式会社
丸紅株式会社
ユニアデックス株式会社
ほか多数(五十音順・敬称略)

今回は、同社の執行役員であるお2人にお話をお伺いしました!

ITソリューション事業本部 事業本部長 永江耕治さん

【Q】御社の特徴を教えていただけますでしょうか?

永江さん:弊社は現在350名程の会社なのですが、ITインフラ事業をメインに行っており、事業の8~9割を占めています。
その様な中で、2016年の7月、OpenStackというクラウド環境構築用のソフトウェアを展開するアメリカのミランティスと共同出資をして、ジョイントベンチャーであるミランティス・ジャパン株式会社を設立しました。弊社が株主となっており、弊社の執行役員がミランティスの取締役として参画しおり、NTTコミュニケーションズ様や富士通様とも協業契約を締結させていただきました。
そして、次世代ファイアーウォールの分野でリーダー企業であるPalo Alto Networks社の、CPSPを日本ではじめて取得しました。Palo Alto Networksの構築ガイド本もパロアルトネットワークス株式会社の監修のもと、弊社の社員が執筆しています。この製品を使った通信可視化ツール「PALallax」は、Interop Tokyo 2017でマネジメント&モニタリング&テスティング部門にて審査員特別賞を受賞することができました。
弊社には、Ciscoのルータやスイッチ、Linuxなど、得意分野をそれぞれ持った社員が在籍しているのですが、それに加えて新しいソリューションの提供も積極的に行っているという点が特徴だと思っています。

【Q】今後はどの様な展開をお考えですか?

永江さん:SIerというと、人月計算で1人に対していくら、という形が多いと思いますが、それに対して弊社では、お客様に利益を提供して、その成果分を対価としていただく、という形をとっていきたいと考えています。弊社では、これからのSIerということで「NeoSIer(ネオエスアイアー)」と呼んでいるのですが、サービスを作って提案をしていくことで、顧客と一緒にビジネスを作っていきたいと考えています。これまでのSIerとは違う、弊社独自のオリジナルの事業を行っていきたいですね。

【Q】NeoSIerを目指すにあたって、人材育成はどの様に行っているのでしょうか?

永江さん:弊社では、「APアカデミー」という社内大学を作っていまして、100以上の講座があり、社員は自分に必要だと思う物、学びたいと思う物を上司と相談をしながら受講をしています。
このAPアカデミーは、「企業理念・戦略の理解・浸透」「技術」「KAIZEN・サービス開発」「経営・マネジメント」「Boot Camp」という5つの体系で構成されています。
1つ目の「企業理念・戦略の理解・浸透」は、まずは、会社が今は何を実現し、これから何を目指しているのかを知ることが大事ですので、社員全員が会社方針を理解する、というところからスタートします。弊社では年2回、社員総会を行っていまして、そこで経営トップから全社員に直接、年度方針と経営戦略の発表をしています。加えて年2回は、現場報告会と呼ばれる大きい会場で社員が自分たちの案件内容を自ら伝えることを行っています。
2つ目の「技術」はITスキルの学習をする講座、3つ目の「KAIZEN・サービス開発」はプロジェクト・サービスやマネジメントレベルの向上を目指す講座、4つ目の「経営・マネジメント」はマネジメントレベルの向上を目指す講座、そして5つ目の「Boot Camp」は入社した社員に行うAPCの歴史のような共通研修や、社長や事業部長との面談になります。
弊社では、外部研修だけを利用するのではなく、多くの講座を内製化しています。社員それぞれに得意分野がありますので、社員自身が講師になって講座を行っています。
技術に関する講座は週末に開催されることが多く、朝から夕方くらいまで1日使って行います。マネジメント講座は3ヶ月程の期間のものもあれば、半年ほど続く講座もあります。
多数の社員がAPアカデミーを受講しており、弊社の文化になっています。講座の講師を担当するのは社員の中でも優秀な人ですが、その姿を見て、自分もああなりたいと思ってくれる社員もたくさん出てきており、いい循環が生まれています

採用戦略部 部長 町田隆義さん

町田さん:APアカデミーは、「キャリアアップガイド」という冊子にまとめ、全社員に配布しています。また、弊社の企業戦略・事業戦略に基づき社員の受講状況などから講座の内容を振り返り、より良い内容になるように、毎年作り直しています。
弊社では、社員の育成という点にかなり力を入れており、年間約6,000万円の投資をしています。そして、小さくまとまったマルチエンジニア、いわゆるバランス型の人材だけを育成するのではなくて、何かに突き抜けている尖った人材の育成も目指しています。バランス型ですと、小さくまとまっただけで終わってしまうこともありますが、強みを持った人材を育成していくことで、会社をより成長させていくことができると考えています。実際、社内には様々な価値観の社員が在籍しており、国籍も多様化しています。

【Q】御社の社員はどの様な方が多いですか?

町田さん:自分たちで楽しんでいこう、楽しむ為に実現させていこう、というアクティブな人が多いと思います。
あとは、困った人がいた時に助ける、という人が多いですね。APアカデミーの講座も、そういった人が多いから、詳しい人が率先して講師になってサポートする、ということができています。講師も自分のナレッジを講義注入し他の人へ教えることで何よりも自分が成長しますし、講義を通じてお互いの連携が生まれ、ときには案件を一緒になって取り組むといった構図も生まれています。実践している社員が講師だからこそできることであり、そこが弊社の強みにもなっています。

【Q】オフィスを新しく移転されましたが、何かコンセプトがあるのでしょうか?

町田さん:オフィスは全体的に、とてもオープンな作りになっています。アイディアを出していくことができる環境も大事だと考えており、その為には社員同士が繋がり連携できる環境が大事だと考えるからです。
社内には、気軽に集まることができ、自然と話ができるようなスペースを作っています。実際、入口のカウンターでは社員が気軽に集まって話し合ったり、一緒にご飯を食べながらコミュニケーションを取ったりする姿をよく見かけます。ちなみに、このカウンターでは、夜はお酒を飲んでもOKでイベントでも利用しており、社員同士が交流する場にもなっています。
これ以外にも様々な活動があり、弊社では「繋がる」ということを大事なコンセプトにしています。

広々としたオフィス内。開発とインフラのチームが同じフロアに集結しています。

訪問した時に丁度、講座の1つである英会話レッスンが行われていました。

オフィスの壁に掛けられている表彰碑。優秀な成績を上げた社員の方の名前が書かれています。
トップの方のお名前は、会議室の名前として刻まれたりすることもあるようです。

おしゃれで広々としたセミナールーム。

同社のオフィスには、様々なところにメッセージが書かれています。社員同士で考えや思いを共有することを大切にしていることが伝わってきます。

【Q】弊社からご採用いただいた方はいかがでしたか?

永江さん:御社の研修で、実機を使って2ヶ月間研修を受けているので、しっかりと勉強されているという点がよかったです。あと、2ヶ月の勉強を通して、自分がエンジニアに向いているかどうかも確かめた上で就職されているという点も安心できましたね。
御社からご紹介いただいた方の中で英語を話せる方は、英語を使える業務に携わっていただき、実践で少しずつ技術を習得しながら、仕事に取り組んでいただいています。
御社の研修について、もう少し希望を言わせてもらえるのであれば、ネットワークのカリキュラムも作って教えていいただけるとありがたいなと思いますね。

町田さん:卒業生の方たちは、実機を使って勉強しているという点もいいですが、研修の最後にチームで演習をやっているという点がとてもいいと思います。演習では題材・納期が設定された中で、全くわからないことを自分たちで調べながら進めていくそうですが、実際の仕事でも、自分たちで考えどうチームで取組んでいくかがすごく大事だからです。わからないことを自分の力で調べ新しいことを学び、そこから試行錯誤しながら進めていく、というスタイルを身に付けている点は素晴らしいと思いました。

【Q】エンジニアの皆さんへのメッセージをお願いします!

永江さん:ITの経験が無くても、興味があって、ITが好きだというのであれば、エンジニアに向いていると思います。仕事・趣味関係なく、自分がわからないことを調べたり、勉強することが好きな人は、エンジニアとしてどんどん伸びていくことができると思いますので、是非弊社にお越しください!

町田さん:弊社の社員は色んな意味で素直で、自分たちでワクワクするようなことをしていきたいという人が集まっています。その様な考え方を持っている方には、是非弊社にお越しいただきたいですね。
あとは、『技術にこだわる』というのも必要です。技術から生み出せることはたくさんあり、そこから更に進んで楽しんでいけるようになります。そういった方と一緒になって、新しく、そして楽しめることに取り組んでいきたいですね。

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