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iノード

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2016.12.07

iノード

こんにちは。
とうとう今年もあと一ヶ月を切りましたね!
もう少しで2016年が終わるなんて・・・ついこの間お正月を迎えたと思ったら、本当にあっという間です。

 

さて、今日はiノードについてのお話です。
 
iノードというものはLinuxで使用されている概念です。

【ls -l】コマンドを実行した時に表示される属性情報がありますよね。

ブログ3

アクセス権や、所有者、更新日時等の事です。

そういった各属性情報を記録している場所はファイルの中身(データ)を格納しているデータ領域とは別のiノード領域と呼ばれる場所に格納されています。
Linuxで使用されているext3やext4のファイルシステムが、HDDなどの記憶領域に作成された時点でその領域内にデータ領域とiノード領域の二つが作成されます。
そして、ファイルの中身(データ)はデータ領域、属性情報はiノード領域にそれぞれ書き込まれるようになります。
※ファイル名やディレクトリ名に関する情報はiノードには格納されず、ディレクトリエントリという場所に格納されます。
領域内にファイルやディレクトリを一つ作る毎に一つずつ(一定サイズ)使われていく為、
小さいファイルを沢山作ってしまうと、空き容量自体はあるのにiノード領域が満杯になってしまって、それ以上新規でファイル作成が出来なくなってしまう事態が起きてしまいますので注意が必要です。

各領域のiノード領域の使用量は、
df -i コマンドで確認する事が出来ます。
ブログ2

不測の事態を避ける為にも、サーバ管理者はディスククォータ機能でiノードの上限をユーザやグループ毎で設けてあげると良いでしょう。
因みに、最近多く使用されているファイルシステムでは、基本的にiノードの枯渇が起きないような仕組みがあるそうです。

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