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DNSサーバ構築中…

研修風景

2015.05.27

DNSサーバ構築中…

最近は気温の高い日が続いていますね。昨日なんて今季初の真夏日!
まだ5月なのに既に夏が来てしまった感じで、暑いのが苦手な私は(寒いのも苦手ですが)辟易しています。
先日、BINDを使用してのDNSサーバ構築の実習時の出来事。
ある生徒さんから、『設定ファイルを書き換えてnamedをリスタートさせようとするとエラーが起きる』との報告。

どれどれ~、ゾーンファイルの書き間違えかなぁ?なんて思って確認をしたのですが
記述を間違えているところも無く。念の為named.confファイルも見たのですが特におかしいところはありませんでした。

んんんー?と思ってエラー内容を確認した所この様な表示が…。

burogu

loading from master file named.empty failed: file not found

named.emptyファイルが見つからなくて読み込みに失敗しました。的な?

よくよく生徒さんに確認してみたら、ゾーンファイルを作成するのにnamed.emptyファイルをコピーして
そのコピーしたファイルを編集してゾーンファイルを作成したつもりだったのに、
誤ってnamed.emptyファイルを編集。そしてそれを何故か自分(root)のホームディレクトリにコピーしてしまった…と。

なので、結果として
named.emptyファイル → /var/namedでは無く、自分のホームディレクトリへ(中身を編集済み)
ゾーンファイル → 中身はnamed.empty

という状態。

なので、ファイルの場所と名前を戻し、再度リスタートを掛けたら…

burogu2

今度はきちんと再起動がかかりました!

named.emptyファイルって、今まで【ゾーンファイルの素】のような感覚でした。
(それをコピーしてゾーンファイルを作成する~といった使い方をしていたので…
それに、ほら、『empty』って『空(カラ)』って意味じゃないですか)
ですがnamedサービス起動時に読み込んでいるファイルだったんですね。

上記のようなエラーが出たのが初めてだったので、今回のパターンは勉強になりました。

因みに。
どのファイルがnamed.emptyを読み込んで、どう作用しているのかなぁと
色々ネットを調べてみたのですが、なかなか有力な情報が得られず。

ならば自力で探してやろうと、サーバ内のファイルを漁っておりましたら
/etc/named.rfc1912.zones に『named.empty』ファイルを指定している一文を発見!
更に
/etc/named.confファイルに『include “/etc/named.rfc1912.zones”;』との記述あり。

やはりnamed.confを読み込む際に動作している項目なんですねー。

そして肝心の『どのような作用があるのか』に関してはまだ時間が取れずにチキンと調べられていないです…

時間がある時にまた色々と検証して、BINDの知識を広げていきたいなぁと思います。

named.emptyファイルに関して、更に詳しい事が判明したらこちらのブログで報告します~。

 

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