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RHEL関連情報

Linux講座

2014.01.10

RHEL関連情報

先日、RedHatとCentOSとの共同開発が発表されました。

本来は昨年暮れにリリースされるはずのRHEL7は、BETA版の発表のみで

正規版のリリース時期は明らかにされませんでした。

これまでRHELとして発表されている、またはFedoraに先行搭載されている機能を以下に列挙します。

Sysvinitの廃止

これはUNIX(SystemV)由来のbootプロセスが廃止され、代わりにsystemdが起動します。

 systemdではそれぞれのタスクを細かく【unit】という単位に定義して依存関係と前後関係に基づいて並列的に実行し、起動速度を高速化します。

コマンドとしてはsystemctlが新たに追加されます。

これまでのserviceコマンドもシンボリックリンクとして残してあるものの、/etc/init.d/の内部も完全に空になります。

iptablesの廃止

これまでのファイヤウォール機能が、iptablesからfirewalldに置き換えられ、

viを使って設定ファイルを直接編集する形から、firewalldコマンドのみで

設定変更する形へと変更されます。

それによりネットワーク接続を中断することなく、ファイアウォールのルールを変更することが可能になります。

既にCentOSを利用してLinuxを学んでいる方はこういった変化に敏感になり、
柔軟に対応できる能力が求められると思います。

エンジニアカレッジとしてもこういった変化を研修生の皆さんに素早くリリースし、
自ら学ぶきっかけを提供していきたいと思います。

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