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コマンドのオプション

Linux講座

2015.01.14

コマンドのオプション

遅くなりましたが皆様あけましておめでとうございます。
本年もエンジニアカレッジをよろしくお願い致します。
この冬もインフルエンザに罹る生徒さんが数名おりますが
学級閉鎖まではいかないので安心しました。
(去年は自分がインフルに感染して学級閉鎖へ…(汗))
体調管理にはくれぐれも注意して、うがい手洗いで乗り切りましょう!
当エンジニアカレッジではLinuxのCentOSを教えているのですが、
教わりたての生徒さんの中からよく聞かれる感想の中で多いのが

『コマンドのオプションが覚えきれない…』

というもの。

オプションというのは、コマンド名の後ろに付加する文字列で
それを付加する事によって、そのコマンドの実行内容を選択、調節することができます。

もちろん、コマンドによって使用できるオプションは全て決められていますし、
同じオプションでもコマンドによって違う意味になる事があります。

私もCentOSを習い始めた頃は苦労しました。
一つのコマンドに10も20もオプションがあるのですから…。
もちろん、全てを覚えた訳ではありませんが
一通りのオプションであればマニュアルを確認せずとも使用出来る様になりました。

覚える際にとても役立ったのが、『そのオプションの意味を知る』というコトです。
全て意味のある英単語の頭文字を使用して(時々頭文字ではないものもありますが)いるので
英単語とその意味を覚えてしまえばオプションも取得しやすくなります。

例えば、共通オプションである【‐r】は覚えやすいオプションの一つだと思います。
これは【再帰的】を意味する【recursive】の頭文字を取っています。
『ディレクトリ階層の中のその中の…』という意味合いになるので
cpコマンドやrmコマンドで‐rを付ければディレクトリをコピー、削除出来ると覚えられます。

その他にもmvコマンドやrmコマンドで使用できる【‐i】オプションは
『対話』や『双方向』を意味する【interactive】の頭文字です。
なので、コマンド実行時にこのオプションを使用すればLinux側が確認の為の問い合わせをしてきてくれる
というのが覚えられますね。 

個人的に一番面白かったのが、ディレクトリ作成や削除のコマンド
mkdirやrmdirコマンドで使用出来るオプション【‐p】
このオプションを使用すると指定した上位階層(親ディレクトリ)まで作成、削除が出来るのですが
コレは『親』を意味する【parents】の頭文字です。
『親も一緒に作っちゃうから…』『親もまとめて消しちゃうから…』(表現が少々物騒ですがw)
と覚えてしまえばもう忘れないですよねw
生徒さんに教える際はそんな感じで覚えて貰っています。
コマンドのオプションをマスターするのに苦労されている方は、その意味を調べてみると良いかも知れません。

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