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シェル②

Linux講座

2015.03.11

シェル②

 
前回のお話の続きです。
シェルはLinuxの中で通訳の役割を果たしてくれていると勉強しました。
ユーザが入力したコマンドを受け取って、処理を実行してくれるプログラムです。

そしてそのシェルには幾つか種類があり、我々は好きなシェルを選択して使用できるのです。
本日はそのシェルの種類についての勉強です。

まず、シェルは大きく二つに分類されます。
sh系とcsh系です。

sh系:sh(Bourneシェル)、bash(Bourne Again SHell)、zsh、ksh
csh系:csh、tcsh

現在主に使用されているのはsh系のbashシェルです。
恐らく現在殆どのディストリビューションで、このbashシェルが標準的に使用されているのではないでしょうか。

シェルによって内部コマンドや変数の扱いが異なってくるので注意が必要です。

コマンドラインで使用できる【TAB補完】もこのbashシェルの特徴でもあります。便利ですよね。
【sh(Bourneシェル)】
AT&T社(UNIXが誕生したアメリカの通信会社)で研究開発されたシェル。
Steven R. Bourneによって書かれたので、Bourne Shellと呼ばれています。
【bash】
Bourne Again SHell の略。
shの上位互換シェル。shの派生型としてはもっとも有名で多くのUNIX系のシステムに搭載されています。
GNUプロジェクトによって開発されました。
kshの演算機能とcshの対話機能などを取り入れたとても高機能なシェルです。
 

【zsh】
最強のシェルと呼ばれているそうです(強そう…)名前の由来は人名から取られているようですね。
(最後のシェルなので、それを冠して”Z”を付けられたとの逸話もあるそうですが…)
様々なシェルと互換性があるとの事で使い勝手が非常に良いそうです。
【csh】
C言語に似た制御コマンドを持つシェル。
コマンドヒストリーやエイリアスを初めて取り入れたシェルとして有名です。
当時のshは対話機能が貧弱で、『よりユーザに使用し易い環境を』という目的でBill Joyにより作られました。
(Bill Joyはviテキストエディタの開発で有名ですね) 

他にもシェルはあるのですが、ひとまずは有名なものだけ。
私はbashしか使用した事がないので、その内他のシェルにも挑戦してみたいなと思います!

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