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意外と知らなかったyumとrpm

Linux講座

2015.09.24

意外と知らなかったyumとrpm

皆さん季節の変わり目ですが、体調管理をしっかりしないと
私みたいに風邪引きますよ。
折角のシルバーウィークにずっと本調子で無かったので、家で大人しくドラクエ8(3DS版)をプレイしてました。

さてさて、今日はyumとrpmの違いについて。

入っていないパッケージを手軽にインストールするこのコマンド。
その違いを今まできちんと理解していなかったのでおさらいの意味も含めて調べてみました。

私の場合yumもrpmも使うのですが、

まず使用したいパッケージが自分のマシンに入っているのかをrpmで確認。
入っていなければyumでインストール

ってな感じです。
エンジニアカレッジで使用しているテキストには【パッケージが入っていない場合rpmでインストールします】
と書いてありますが、正直rpmでインストールした事はありませんw

そもそもyumとrpmは別モノではなく、yumの内部でrpmを呼び出しているんだそうです。
なので簡単に言うと、rpmの豪華版がyumなのかな?

■ yumのいい所 ■ 
・依存関係のあるパッケージを自動でインストールしてくれる。
・インストール時に必要なのはパッケージ名のみ。(rpmの場合は完全なパッケージファイル名が必要)
・リポジトリを参照することが出来るので、インストールされていないパッケージの情報を検索できる。

※リポジトリとは、パッケージを集めて保管している場所の事で
インターネット上に様々なリポジトリが存在しています。

上記でも言いましたが、パッケージが入っているかの確認の時に使用するrpmコマンドですが
オプションで『-q』を付けて実行します。

# rpm -q パッケージ名

するとRPMデータベース内を検索し、既にインストールされているかどうかの情報を表示させます。
逆に言えば、インストールされていなければ『ありません』との旨のみが表示されます。
それに比べ、yumコマンドの場合はRPMデータベース内だけでなく、リポジトリも参照することが出来るので
まだインストールされていないパッケージの情報も表示する事が可能です。

# yum list パッケージ名

指定するパッケージ名はワイルドカードやgrepコマンドを併用して使用可能なので、名前が曖昧な場合でも検索しやすいですね。

それとyum listコマンドに類似しているコマンドとしてyum searchコマンドがあります。

正確なパッケージ名がわからない場合に使用するととても便利。
searchの方だと、名称だけでなく概要についても表示してくれるので、似たような名称のパッケージが複数ある場合に
自分の目的とするパッケージを検索するのに適しています。

ですので、基本的にはyumコマンドを使用して、yumが使用できない場合にrpmでフォローするって感じでしょうか。
自分は未だyumが使用できない場面に遭遇してないので、アレなんですが
もしもの時の為にrpmコマンドにも慣れておいた方が良さそうですね・・・。

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