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プロセスについて

Linux講座

2017.11.24

プロセスについて

さてさて、今回はプロセスについてです。
プロセスとは、Linux内で実行しているプログラムの事です。
例えば、端末を使用してコマンドを実行すると、処理が完了するまでLinux上にプロセスとして管理されるようになります。

Linux内でどのようなプロセスが実行されているかを確認するコマンドは幾つかありますが、その中の一つがpsコマンドです。
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…え?コレだけ…?
オプションを指定しない場合は実行中のプロセスが二つしか確認できませんが、
オプションを付けると内部で動いているプロセスも確認できます。
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ご覧のように、サーバ内では沢山のプロセスが実行中となっています。

一つ一つのプロセスにはPIDという番号が振り分けられています。
その番号を使用して実行中のプロセスを終了させる事もできます。

例えば、lessコマンドを実行中にctrl+zでコマンドを中断し、psコマンドでプロセス番号を確認します。

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上記のPID2289がlessコマンドを実行しているプロセスの番号です。
プロセスを終了させるコマンドがkillコマンドです。

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このように、killの後に終了させたいPIDを指定します。
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…あれ?止まってない笑
調べて見たところ、STAT列がT(停止状態)のプロセスはオプションを使って強制終了させないとダメみたいでした。
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-9オプション(強制終了の意味)を付けて実行すると、終了させる事ができました。

それ以外にも、プロセスはサービスを稼動させた後に
それがきちんと動いているかの確認する際にも有用です。

例えば、時刻を合わせるntpdサービスを稼動させた際にpsコマンドでntpdが稼動しているかを確認できます。
サーバ内のサービスは稼動を開始させるとプロセスが存在し続けます。

ntpdを動かした後に確認してみると、

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ntpの名前でプロセスが存在しているのが確認できます。

試しにntpdを止めると

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先程確認できたntpdのプロセスが無くなりました。

この様に、サービスを稼動させた場合に
きちんと内部でそのサービスが動いているかの確認を行う際に使用するとと良いでしょう。

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